箱根湯本駅から塔ノ沢駅まで歩いてみました。川沿いのゆるい坂を約20分ほどの道のり。箱根湯本温泉発祥の横穴式源泉跡や弥八恵比寿大黒天など見所もあります。塔ノ沢駅の紫陽花は今年も綺麗に咲いていました。
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箱根湯本駅:観光客はチラホラ、お店はまだ休業が多い
箱根湯本駅から歩いて塔ノ沢駅へ向かいます。Google Mapのルート検索で調べると徒歩15分なので楽勝です。直前にランチを食べたばかりなので腹ごなしにちょうどいい運動になりそうです。
箱根登山鉄道の赤と山々の緑がとてもきれい。
箱根湯本駅周辺にはようやく観光客が戻りつつあります。トランクケースを持った若いカップルや女性グループをちらほら見かけます。
平日ということもあってか休業中のお店も多く、まだ以前ほどの活気はありませんね。空いているので散策はしやすいのですが。早く以前の賑わいが戻ってきてほしいです。
横穴式源泉跡:箱根湯本温泉発祥の湯だって!
川沿いを少し歩くと日帰り温泉「和泉」がありました。
ここはコロナ対策を施しながら営業中。駐車場に車が何台か停まっているので、けっこうお客は集まっているようです。
和泉の駐車場の端に面白い物を見つけました。
湯本温泉発祥の場所「横穴式源泉跡」です。昔は横穴の奥から湧き出る温泉を、横穴の入口の浴槽に溜めて入っていたとか。
弥八恵比寿大黒天:ちょっと不気味だけどご利益ありそう
塔ノ沢温泉郷に入ると川の景色も変わってきます。
エメラルドグリーンの渓流を眺めながらなだらかな坂を登っていくと、また面白い場所を発見。
石段の先に「弥八恵比寿大黒天」があるのです。草木に埋もれてひっそりと鎮座する七福神がちょっと不気味です。
箱根の地で不況を乗り越え商売を続け成功した商人・弥八が、大黒天様と恵比寿様に感謝をして祀ったのだとか。ご利益がありそうなのでお参りしました。コロナ不況が早く終息しますように。
塔ノ沢駅:紫陽花と箱根登山鉄道の撮影スポットは今年も人気です
弥八のお社から細い山道をさらに登っていくと塔ノ沢駅に着きます。
無人駅のひっそりした塔ノ沢駅。ここのホームは紫陽花が咲いていることで有名。
箱根登山鉄道の赤い車体と紫陽花が一緒に撮れる絶好の撮影スポット。この日も写真愛好家やテレビか何かの取材スタッフがホームで列車が通るのを待ち構えていました。
箱根湯本駅~塔ノ沢駅を歩いてみた感想
途中寄り道をしながらのんびり歩いて20分~30分ぐらいかかりました。塔ノ沢まではまだ本格的な山道ではないので傾斜は緩やかで歩きやすかったです。女性や高齢者でも全然大丈夫。緑と渓流を眺めながら軽めのハイキングを楽しみたい方は湯本から歩くことをおすすめします。