箱根ラリック美術館にある鉄道カフェ「ル・トラン (LE TRAIN)」に行ってきた感想です。本物のオリエント急行の車体「コート・ダジュール」号を再利用した客席で旅気分でティータイムを満喫。ラリック作の豪華な装飾も間近で観賞できます。1時間20組限定の特別なカフェです。
目次
1時間20組限定!箱根ラリック美術館の人気鉄道カフェ「ル・トラン」
宝飾とガラス工芸作家ルネ・ラリック。箱根ラリック美術館は豊かな自然とラリックの作品を楽しめる箱根の人気観光スポットです。

ここラリック美術館には箱根イチのおしゃれカフェがあります!ヨーロッパのオリエント急行の車両をそのままカフェスペースにした鉄道カフェ「ル・トラン」です。
1時間20組限定でしか入れないので、美術館をまわる前にカフェの受付で予約をしておきましょう。


この日は平日でお客が少ないせいか、12時の回しか受け付けていませんでした。

無事にオリエント急行の乗車券をゲット。12時まで時間があるのでその間に美術館を散策。



美術館でラリックの生涯を学び、素敵な作品に触れ、ガーデンを散歩して、かわいいお土産を物色したりして、あっという間に予約時間になりました。
いよいろオリエト急行「コート・ダジュール」に乗車、の前に
待合室でしばらく待つと、車掌さんみたいな係の人が現われて切符を切ってくれます。なかなか本格的です。


ゲートを通っていよいよ乗車、その前にラリックと列車の5分ぐらいの紹介映像をみんなで鑑賞。ヨーロッパから船便で来た列車を、今度はトラックで箱根峠を少しずつ運送される様に感動。気分が盛り上がります。

そして、ついにオリエント急行の車両とご対面。「コート・ダジュール」という名前だそうです。さっき映像で仕入れた知識ですが。


みんなでゾロゾロと並びながらようやく乗車です!
「コート・ダジュール」が運行時そのままの姿で
「コート・ダジュール」の車内は運行時そのままの設備が至る所に残っています。






見渡す全てに豪華な装飾が施されています。
美術館よりもいい!ラリック作の豪華装飾を間近で鑑賞できる
「コート・ダジュール」の内装を手掛けたのがラリックなんですよね。貴重なガラス宝飾を間近で鑑賞できます。



裸婦像とぶどうのガラス細工なんかそこいら中の壁にあるので見放題です。美術館で鑑賞するよりイイかもしれません。
まるで世界の車窓から!優雅なティータイム
そして広くてゆったりした客席で優雅にティータイムです。





紅茶にパウンドケーキが付いたセット。どちらも本格的で美味しい。

レバーを押すと窓が開きそう(実際は手を触れていけません)。まるで世界の車窓からのワンシーンみたいに、旅気分に浸れます。

着席すると本来なら添乗員の解説があるようですが、コロナを警戒して今は「コート・ダジュール」のデザインカードで代わりに説明。

オリエント急行の歴史にも触れられて、大満足なティータイムでした。
旅気分で記念写真をパチリ
せっかくの豪華列車の”旅”なので、記念写真もいっぱい撮りました。



写真は係の方がちゃんと撮ってくれるのでご安心を。いい思い出になりました。
「ル・トラン」のここが少し残念
鉄道カフェでとても優雅な時間を過ごせましたが、いくつか残念な点もありました。
まず、列車を配置している場所が良くありません。車窓から駐車場や美術館の外壁が丸見えなんですよね。

これだとせっかくの旅気分が台無し。いっそのこと森林の真ん中にでも置いて欲しかったです。
それと、滞在時間が短過ぎ。トータルで40分の時間制限があるのですが、入口で並んで切符を切ったり、映像を観せられたり、みんなでゾロゾロ移動したりで、肝心なお茶を楽しめる時間は30分未満でしょうか。これでは少しせわしなく感じましたね。
限られたスペースを効率よく大勢の観光客に見せるためには仕方がないのでしょうが。これなら値段を10倍ぐらい高くして、きちんとした食事を2時間ぐらいゆっくり楽しめるコースがあった方がいいのでは。
それが無理なら、とにかく映像は美術館でも観られるものだったのでカットしてほしい。その分お茶をゆっくり味わいたかったです!
今度は本物のオリエント急行に乗ってみたいなぁ。