箱根仙石原にある名物釜めし屋「かま家」の感想です。注文後に火にかける釜めしの待ち時間に、なんと併設する温泉に入れる!おばちゃん軍団も元気でいいですね。テレビで紹介された人気店なので昼時は混雑します。
目次
テレビで紹介!箱根仙石原の名物釜めし屋「かま家」
箱根仙石原の名物釜めし屋「かま家」。先日テレビで紹介されたせいもあり平日でも午前中から混んでいます。
かま家の何が名物かというと、釜めし屋なのに温泉に入れること!お店の看板も「ゆ」を全面的に打ち出しています。
温泉マークの暖簾をくぐって入店。
おばあちゃん軍団が元気で楽しい
客席は大きな畳みの和室でくつろげる雰囲気。
セルフサービスのお茶を飲んで一息。夏休みに田舎に帰省したみたい。
しばらくすると隣の部屋からおばちゃんが注文を聞きに来ましたが、なんと近所のお友達のおばちゃんが手伝っているのだとか。
時々、注文を忘れて厨房を行ったり来たりしたり、なんだかワイワイ元気にやっていて。見ているこっちまで楽しくなります。こういう気さくな雰囲気は私は大好きです。
かま家の食事&温泉メニュー
かま家の食事メニューは以下の通り。
■かま家の食事メニュー
- かに釜めし定食 1580円
- とり釜めし定食 1580円
- 貝釜めし定食 1580円
- しゃけ親子釜めし定食 1580円
- 海老釜めし定食 1580円
- 穴子釜めし定食 1580円
- 梅ジャコ釜めし定食 1580円
- かま家特別料理 6000円
- ビール(大瓶) 630円
メインの釜めし定食は、具材がかにでもとりでも全て1580円というアバウトさ。
おばちゃんにおすすめを聞いたら「全部美味しいわよ!」だって。本当にそうなんだと思います。
炊き上がるまで40分は温泉に浸かって待つべし
我々はしゃけ親子釜めしと穴子釜めしを注文。
ガチャガチャと釜めしをテーブルにスタンバイして、火をつけたら40分放置。タイマーが鳴ったらおばちゃんに知らせる、というシステムのようです。
さて、40分はけっこう長いので、ここでかま家の自慢の温泉へ。
メニュー表にある「温泉料金」は以下の通り。
■かま家の温泉メニュー
- 大人 750円
- 子供 300円
- タオル 100円
- 休憩料(1人) 800円
お風呂は食事処と同じ建物内にあって、厨房脇の通路の奥にあります。
厨房に向かって「お風呂入りまーす」と一声かけると、手ぬぐい(100円)をくれます。
温泉施設でゆったりくつろぐというより、よそ様のお風呂をお借りするという感じ。こじんまりとしたお風呂ですが、カルシウムを含んだ白く濁った温泉は効能が抜群な気がします。
ざっと見た感じですが、男性はほぼ100%お風呂に入っていましたが、女性は半々ぐらいでしょうか。
私はこういった小さくて(人によっては少し汚いと思うかもな)秘湯的なお風呂が大好きなので堪能できました。熱々なので短時間でスパッと切り上げましたが、身体が一気にポカポカになりました。
風呂上がりに畳みで飲むキンキンのビール
風呂上りはキンキンに冷えたビール。中途半端な中瓶はないので大瓶をガブガブいただきます。
風呂上がりに畳みの和室にゴロンとなって(さすがに他のお客がいるので寝転がってはいませんが気持ち的に)くつろいで飲むビール、最高です。ちょっと早めの夏休み気分です。
まだ時間がだいぶあるので本を読んだり、ちょっと湯上りワーキングをしたり。
そうこうしているうちに40分経って釜めしの完成!
炊き立て香ばしい絶品釜めし!山菜がシャキシャキいい味出してる!
美味しそうに炊き上がった釜めし。お出汁の焦げた香りがたまりません。
しゃけ親子はいくらを後のせします。おばちゃんがいくらを忘れがちなので注意。遠慮なく「おばちゃん、いくら!」と声掛けしましょう。
炊き立てのお米と具材の鮭といくらがベストマッチ。ご飯が香ばしくてとにかく美味しいです。シャキシャキした山菜もたっぷりでいいアクセントになっています。
ふっくらした大振りの穴子は甘辛いベストな味付け。その出汁がご飯に滲み出て絶妙の味になっています。
定食にはお味噌汁と山菜とお新香も付いています。どれも田舎風の濃い味付けで私好みでした。
あっという間に完食。ビール大瓶も飲んだのでお腹パンパンで大満足。
食後に店主のおばちゃんと少し話をすると、以前は寿司屋をやっていたとか、テレビで放送されたように沼津港に仕入れに行っているが毎日じゃあないよ大変だもん、などと気さくに何でも答えてくれました。
会話しているとお友達のおばちゃんも入ってきて、またワイワイして本当に賑やか。お元気そうで本当に何よりです。いつまでも変わらずこの素敵なお店を続けてほしいものです。また来たいと思います。